和製漢語、日本と中国

和製漢語とは、簡単にいいますと、いまは日本の社会で使われているカタカナ語を、漢字に置き換えた言葉です。この和製漢語は、明治維新後に、多くの学者によって、あらゆる分野で作られ、中国にも逆輸入され、使われています。

日本は明治維新になると、いままでの鎖国を止めて開国しました。そのときの為政者は、開国を迫った西欧諸国を見て、日本とを見ると、日本は遅れているのに、驚きました。そして、「富国強兵」をモットーに、西欧文明を吸収し、全国に普及させ、西欧諸国に劣らない立派な国にすることを、目指しました。

西欧文化を吸収する方法として、江戸時代はオランダだけが窓口でした。オランダから来る学問・蘭学は、まずオランダ語を習得してから、それぞれの学問や技術を習得するという、時間もお金もかかる、二段構えの方法でした。

明治政府はこの方法を止め、この勉強に必要な、日本語を作ることにしました。

その方法は、漢字を使い、それも音だけを使うのではなく、漢字が表意文字であるのを、利用して作りました。これが和製漢語です。この和製漢語のおかげで、日本は近代化の道を、どんどん進み始めました。そのときに作られた和製漢語の一部、学校に関する言葉を書きだしました。

またこの日本経済が不況の中、銀行の定期預金などに関心をもつ人は多いですが、そのようなお金まわりの言葉の中にも、和製漢語はけっこうありそうです。中国は経済発展がすざましく、金融の力も強いものになってきています。そのような経済大国中国の中で、日本由来の和製漢語が使われていると思うと、すこし不思議ですね。

一方、中国では、日清戦争後(明治28年・1895)頃から日本に、大勢の留学生を送り込み、彼等が、自国にこの和製漢語を持込み、国内に普及させました。この一例を、中国語の単語集から、拾出した言葉を、やはり学校を中心にして書きだしました。

そしていま、海外から入って来る技術などと。一緒にやって来る言葉を、どのような方法で、国内に普及させているのか、日本と中国の現状にふれてみました。